こんにちは。先日地元であるここ、茨城県取手市でイラストレーターをしている友人とアート巡りをしてきたので、ご紹介します。
取手ってどんなところ?
取手市は茨城の県南に位置していて、東京駅から常磐線で1時間かからずに来れるアクセスのいい土地です。日清やキリンビール、canonなど日本有数の大手企業が集まっていたり、一方で少し郊外に行くと田園風景の広がる、「ほどよく絶妙」な街になっています。最近では越谷レイクタウンよりも大きなイオンタウンが建設予定になっていたりと、今後の発展が期待される街です。
取手市×アート
取手市では、1999年に発足した「取手アートプロジェクト」があり、私が子供のころから街のいたるところにアートがありました。東京藝術大学のキャンパスがあることから、東京藝術大学の関係者と発足されたこのプロジェクトは、今でも様々なアートに関する活動が行われています。
取手アート巡り
今回私たちは、取手駅で待ち合わせて、車で回りました。(徒歩や公共交通機関だとちょっと大変かも)
訪れた順に紹介していきます。
たいけん美じゅつ場 VIVA
取手駅西口改札を出てすぐ、駅直結のatreがあります。その入口正面のエスカレータを上がって4Fに、「たいけん美じゅつ場 VIVA」があります。ここでは、学生が勉強したり、年配の方が読書をしていたり、ママさんたちがおしゃべりしていたり、様々な人が自由に過ごすことのできる空間になっています。
今回私たちは、夏休み特別企画「#アートを徹底研究!ワークシートで楽しく作品を調査」というものに参加してきました。(小中学生向けのワークショップに参加申し込みしてすみませんでした。。。)

このフロアの右側は東京藝術大学の学生の卒業制作などの作品が保管されている倉庫兼ギャラリーとなっています。参加者は調査員になって、展示されている作品を観て、どういう風に感じたか、どんなことが考えられるか等、参加者同士で会話しながら調査を進めていきます。アートに詳しい方が一緒に回って説明もしてくれるので、私のようなアートに疎い人でも十分に楽しめるコンテンツとなっていました。
ギャラリーロード~取手駅東口
取手駅西口と東口を繋ぐ連絡通路、ギャラリーロード。ここは市民が作品を展示できるギャラリーになっていて、習字作品が並んでいたり、小学生の作品が並んでいたりします。今回は夏ということもあり、終戦に関する展示物が並んでいました。
ギャラリーロードを抜けると東口のロータリーに出ます。取手市民からすれば、あまりに馴染みすぎていてあまり観ることはなかったですが、ここには彫刻作品が見れたり、花の絵があったりします。(以前は自転車のアートが飾られていました)
壁画
ここからは車に乗り換え、取手市内を巡ります。車を運転していると、ちょっとした高架下や線路脇の壁など、様々なところで壁画を観ることができます。場所によってもテイストが違うので、探してみると面白いかもしれません。
hako cafe
ランチにお邪魔したのはふれあい道路沿い、戸頭にある「hako cafe」さん。こちらのお店はもともとタバコ屋さんで、タと゛をとってハコカフェになったそうです。アンティークな内装の店内では、陶器などの作品が展示されていたり、時々ライブイベントが開かれるそうです。
現在はコロナ化ということもあり、メニューは限定しているそうですが、パスタやカレーなどが頂けます。

今回私は角煮丼をいただきました。とても味がしみ込んでいてやわらかい角煮と、ちょっと辛めのからしがすごく相性が良くて、とても美味しかったです。友人の食べていたタイカレーもとても美味しそうでした。
井野アーティストビレッジ
お昼を食べた後、木々に囲まれたふれあい道路や、藤代方面の田園風景などを観ながら少しドライブして、次の目的地「井野アーティストビレッジ」へ。
井野団地のショッピングセンター内の1棟が共同アトリエになっていて、取手市内で活躍しているアーティストさんが制作活動をしています。今回はとあるアーティストの方と直接お話させていただく機会をいただき、アトリエを見学させていただきました。とても貴重な経験になりました。ありがとうございました。
OMONMA TENT
アーティストビレッジから車で5~6分のところにある「OMONMA TENT」では、アート作品を間近で鑑賞しながら食事を楽しめるカフェになっています。茨城でこんなおしゃれなドリンク飲めるんですか!?というような、オシャレなドリンクも用意されています。
席に着くとお水を用意してくれるのですが、これがまたいいグラス。程よく薄いそのグラスは口当たりをよくしてくれます。
コーヒー、紅茶は各種類ごとにカードになっていて、産地や特徴などが書かれています。その中から好きなものを選んでカードを渡して注文する方式で、面白い体験でした。

私はブラジル産のコーヒーとメイプル×バニラアイスのワッフルをいただきました。ワッフルの熱でゆっくり溶けるバニラアイスがメイプルシロップと絡まって口の中でやわらかく広がります。やさしい味のコーヒーとも相性がよく、とても美味しかったです。
会計はテーブル会計になっていて、用意されたベルを鳴らすと店員さんが来てくれます。高級なお店に来た気分になりました。
まとめ
子どものころから取手に住んでいて、アートが身近にあると認識はしていたものの、今まで意識して観ることがなかったせいか、今回いろんなアート作品やアーティストの方と出会い、新しい取手市を観ることができました。
いろんな角度から自分の住む街を観ることで、新しい発見があるかもしれません。これを読んだ方も自分の住む街を巡ってみるのはいかがでしょうか。